株式会社山崎工務店
ISO9001・ISO2000認証取得
 
昭和47年に建てた鉄筋コンクリート5階建てビル。過去に数回の部分的修繕は行っているが、今回は、築33年が経過し、屋上防水の劣化、外壁の塗装面に脆弱部分が目立つことから、今後何年の耐久性があるのかを検討し、給水の赤水対策も含め、全面的に足場を掛けての改修となった。

【主なる工事内容】
・屋上防水工事(屋上、ペントハウス、パラペット)
・外壁塗装工事(モルタル下地吹付け仕上げ部分、カーテンウオール部分)
・設備配管工事(各階給水管布設替え、屋上空調設備、給水増圧ポンプ設備)
・雑工事(外部階段等塗装、雨樋配管、屋外看板)
・屋内共用部分工事(階段室壁天井塗装、床張替え)

屋上防水工事
下地処理の後、高圧洗浄、フィーラー下塗り、水性アルカリシリコン樹脂塗料吹付け仕上げ
脱気筒(70u以下に1箇所)
下地処理について、既存コンクリート伸縮目地撤去の後、シーリング打ち替え
コンクリートクラックについて、必要に応じてVカットエポキシ樹脂注入修復
鉄筋露出の場合、ケレン防錆処理の後、樹脂モルタル平滑修復
既存設備配管の架台について、防錆処理後、ウレタン塗装

パラペット、アルミ笠木新設(一部)

 
   

外壁塗装工事
モルタル下地吹付け仕上げ部分
既存の防水撤去ののち下地処理、ウレタンゴム系塗膜防水(責任施工)
(下地材:ダイヤヒスイエポサビ#100)(上塗り材:ダイヤンチュラルウレタン)
下地処理について
モルタル浮き箇所、クラック部分は、エポキシ樹脂注入工法(注入ピッチ:16-18穴/u)又はピンニング工法(ステンレスピンL=40-60mm)にて押さえる
欠損、鉄筋露出部分は、露出した鉄筋をサンダー等で除去した後、エポキシ系防錆塗料を塗り、(3時間以上乾燥)樹脂入りモルタルを充填し平滑に修復する。
ジョイント部分、サッシュ廻り目地は、既存シーリング撤去の後、ポリサルファイドシーリング打ち
 
 
カーテンウオール部分
カーテンウオール目地は、既存シーリング撤去の後、2成分形変成シリコンシーリング打ち
アルミ部は、フッソ樹脂塗装を行う。(下塗り、中塗り、上塗り)
 
   

設備工事
既設高架水槽設備給水方法を新たに、増圧ポンプユニットによる給水方法に切り替える。
既設給水管は、全てライニング鋼管(VB)に新規交換を行う。

上記に伴い、空調チラーユニット設備並び屋内消火栓タンク設備等も新規に交換を行う。
   

雑工事
塗装工事
出入口扉(外部、点検口含む)、鉄骨階段(足元コンクリート基礎新設)、屋上手摺、キャットウオーク、広告塔支持金物、換気フード(一部交換新設)、タラップ、ガラリ、ジョイントボックス、設備機器配管架台鉄部、1階門扉、南面シャッター(4枚)、縦樋、庇屋根カラー鉄板
雨樋配管
既存支持金物防錆処理後、再塗装。
樋破損部分はドレイン部分も含めて補修。
屋外看板撤去工事
既設看板老朽化のため、クレーンを用いて降ろした後、解体処分。
清掃工事

硝子(外部のみ)看板、1階石張り外壁面

面格子交換、消火器ボックス交換、破損硝子交換
雑物処分、庇部分の正目一器具撤去処分、PS点検口撤去の後開口部ふさぎ
 
   

屋内共用部分工事
既存天井・壁が老朽化のため、下地処理後ウレタン塗装を行う。
床については、既存Pタイルを撤去後、長尺塩ビシートに張替える。